剣盾ダブル S23 最終93位(レート1858) 行動保証黒馬バドレックスビート
(11/13 構築経緯が抜けていたので追記、ケーキの説明が抜けていたので追記)
オハヨウゴジャイマース!
ぞいやです。
ポケモン剣盾シーズン23(2021.10、禁伝1匹、ダイマックス禁止)のダブルバトルで最終93位を達成した黒馬バドレックス構築を紹介します。
レンタルパーティ紹介
※レンタルパーティは告知なく提供終了する場合がありますがご了承ください
2022/10/16追記 レンタルパーティ枠の都合により公開を終了いたしました。
構築経緯
禁止伝説ポケモン決めから構築スタート。とは言っても、私は黒馬バドレックスと今年のPJCS予選を突破して以降、バドレックスを神として崇拝しているので即採用。
8月の環境初期は追い風がむしゃらエルフーン、ふんかエンテイとカプ・テテフで削りを入れてバドレックスのビット圏内に押し込むような直線的な構築を使用していた。しかし、8月下旬から安定して勝てなくなった。見つかった課題は以下の通り。
・ガオガエンの処理がきつい(独自に対戦相手の統計を取ったところの使用率が今まで以上に高くダントツ1位になっていた)
・ふいうちで全抜きを阻止される
・事前にザシアンを削れず、嘶き発動前のバドレックスと対面してしまうと、ビットでは倒しきれずに返しのきょじゅうざんで倒される(ザシアンも使用率が高いためこのパターンの負けも頻出)
・トリルへの対処で拓が頻出
そこで、構築を見直すことに。
まず、バドレックスが耐久調整次第でザシアンのきょじゅうざん耐え可能なことを発見。一部で流行りかけてた(?)珠ウドハンミミッキュの影打ちやスカーフカイオーガのしおふきもついでに耐えられる。さらに、本環境ではバドレックスがアストラルビット以外の技をほぼ打っておらず、こだわりアイテムを持たせても支障がないことを発見。耐久振りして落ちたCをこだわりメガネで補う形になった。
次に、ウーラオスのふいうち対処ルートを再考することに。ねこだましで止めたり、いかくで火力を弱めたりする要素を取り入れるため、ガオガエンとゴリランダーを採用。サイコフィールドによる対策も勿論考えたが、カプ・テテフやイエッサンに対しとんぼがえりを持つ相手ゴリランダーがサイクルを回しながら何度もフィールドを書き換えてくる動きがきつくて断念した。いかくやグラススライダーのおかげでトリル構築へもそこそこ争えるようになった。
続いて、上記2匹と同じくねこだましが使え、こだわりバドレックスを止めにくるワイドガード持ちやガオガエンに対抗できるコジョンドを採用。
ここまでの4匹では黒馬バドレックスミラーでこちらにS操作要素が無くて勝てない、ガオガエンの処理ルートが少ない、トリル妨害要素が少ないという課題が残る。そこで、5匹目にはスカーフレジエレキを採用した。エレキネットにより100族あたりの上からS操作ができ、エレキボールによりガオガエンやトリル起動要員を処理できる。ボルトチェンジによりガオガエンやゴリランダーと一緒にサイクルを回せる点もgood。
6匹目の枠はしばらくいろんなポケモンを試していたが、最終的にはモロバレルが一番しっくりきた。止められないトリルへの対処(タダ乗り)、いかりのこなによるバドレックスの行動回数サポート兼ふいうち透かし、今まできつかったゼルネアス構築にはキノコのほうしが割と刺さる等、パーティに足りない部分をきれいに補ってくれた。
個別紹介
ポケモンステータスの略称(HABCDS)を用いる。
実数値・努力値順序はH-A-B-C-D-S。
バドレックス(黒馬)@こだわりメガネ
性格: おくびょう
技: アストラルビット/ワイドフォース/サイコショック/トリック
実数値: 188-X-119-186-121-222
努力値: 100-0-148-4-4-252
調整意図
HB: ようきザシアンのきょじゅうざん確定耐え
A特化ミミッキュ の珠かげうち15/16耐え
HD: おくびょうカイオーガのおダブルダメージしおふき15/16耐え
ポケモンバトル経験者ならだれもが身震いするであろうHP実数値4n(しかも4倍弱点持ち)だが、最速を維持しつつ上記耐久調整を実現するとこうなってしまう。
耐久調整による行動補償を盾に積極的にアストラルビットを打っていった。
ガオガエン@オボンのみ
性格: わんぱく
技: フレアドライブ/DDラリアット/ねこだまし/すてゼリフ
実数値: 202-136-143-X-122-81
努力値: 252-4-156-0-92-4
調整意図
HB: ようきコジョンドのインファイト確定耐え(かつ11n)
HD: 余り
いかく&ねこだましにより隣のアタッカーの行動回数を稼ぐ役割を担う。
ようき一撃ウーラオスにいかくを入れれば、バドレックスがふいうちを高乱数で耐えるようになる。
すてゼリフによる対面操作も優秀だった。
悪技は高威力&B上昇無視のDDラリアットか音技封じのじごくづきか悩みどころ。
ゴリランダー@とつげきチョッキ
性格: ゆうかん
グラススライダー/はたきおとす/とんぼがえり/ねこだまし
実数値: 207-194-110-X-91-81(最遅)
努力値: 252-252-0-0-4-0
調整意図
HA: GF下グラススライダーでB4振りカイオーガ確定1発
S: なるべくフィールド取りたい&S60族あたりの下からとんぼがえりしたいシチュエーションがあったので最遅
おいかぜオーガ軸に積極的に選出する。
しかし、このルールのオーガ構築の多くはアマージョを採用しているため、考えなしにグラスラを打つとじょうおうのいげんにより無効化されてしまう。
相手の裏を確認するまではとんぼがえりやはたきおとすで削りを入れる仕事に徹してもらう工夫が必要だった。
コジョンド@きあいのたすき
性格: ようき
実数値: 140-177-80-X-81-172
努力値: 0-252-0-0-4-252
調整意図
特になし
よくいるコジョバドのコジョ。
ワイドガードでバドレックスを見ている構築にはねこフェイントで封じ続ける。
レジエレキ@こだわりスカーフ
技: エレキネット/10まんボルト/エレキボール/ボルトチェンジ
性格: ひかえめ
実数値: 163-X-81-165-81-226
努力値: 60-0-84-236-84-44
調整意図
H≒B+Dかつ
HB: いじっぱりゴリランダーのグラススライダー確定耐え
C: 余りかつ11n
H振りツンデツンデをエレキボールで確定1発
S: スカーフ最速フェローチェ、黒馬バドレックス抜き
こだわりスカーフ込みでエレキボール威力が
相手のS実数値84以下で威力150(微振り60族など)
相手の相手のS実数値113以下で威力120(Sにあまり振ってないスイクンなど)
相手の相手のS実数値169以下で威力80(最速102族まで)
バドレックスと同じく、耐久調整を盾に積極的に動かしていく。
スカーフエレキネットによりバドレックスの同速を回避したり、バドレックスがおいかぜオーガの上を取れるようにしたり、不意のほぼC特化エレキボールで相手のトリル要因を破壊したりと役割が多岐にわたる。
モロバレル@くろいヘドロ
性格: なまいき
かふんだんご/キノコのほうし/いかりのこな/まもる
実数値: 221-X-101-105-134-31(最遅)
努力値: 252-0-84-0-172-0
調整意図
HB: ようきザシアンのきょじゅうざん確定耐え
ガチトリル・ゼルネアス対策ができ、その他の構築への汎用性もあるポケモンなんているわけ・・・いたー。前述の対策は勿論、いかりのこな+バドレックスでイージーwinできそうな相手にも積極的に選出した。
選出パターン・立ち回り
選出パターンの例を紹介する。
しかし、パターン通りにいかないことも多い。とにかく初手出し負けのリカバーが効きサイクルを回せるように裏のポケモンを決めていくことが大事。
そして、耐久調整による行動保証を盾にバドレックスを積極的に動かして、攻めまくって勝利を目指す。
・対ザシアン 兼 基本選出
先発: バドレックス+レジエレキorコジョンド
後発: ガオガエン+残りから選択
バドレックスがようきザシアンのきょじゅうざんを耐えることを活かし、先発させてガンガン攻めていく。
ワイドガード持ちがいるケースではコジョンドを先発させることが多い。
・対カイオーガ
先発: バドレックスorレジエレキ+ゴリランダー
後発: レジエレキorバドレックス+残りから選択
ゴリランダーはとんぼがえりを打つ選択肢で裏目にならないかを常に考え、大丈夫な場合は積極的に使っていく。相手アマージョを排除したらグラスラに切り替える。レジエレキのエレキネットでバドレックスが(スカーフ以外の)追い風カイオーガの上を取れるようになるので、そこも頭に入れてとんぼがえりで対面操作を行うこともある。
・対ゼルネアス
モロバレルを含んだ選出
ジオコントロールを簡単に詰ませないために、ねこだましとモロバレルのキノコのほうしをうまく使う。本来きつめの相手であり、取り巻きによって選出は流動的である。
・対トリル
モロバレルを含んだ選出
レジエレキのエレキボール等でトリル要員を倒せそうなときは狙ってみる。
無理なときはモロバレルでトリル前後問わず催眠しまくる。
最後に
バドレックスとは今年2月から約半年のつきあいになりますが、この度ランクバトルで一定の成果が出たことをうれしく思います。
今月はいよいよポケモンBDSP発売となりますが、みなさん剣盾ランクバトルもよろしくお願いします!
ケーキはファミリーマートで購入したものです。おいしい。